昔はカメラも作っていました

今日のカメラですが興和株式会社が昭和30年代に製造したカメラです。「カメラの興和?」と言うとイメージしにくいのですが、全国の薬局、薬店の店頭に置いてある緑色のカエルのマスコットで有名な「薬のコーワ」が今回話題にしている「興和」なのです。

著名な家庭向け医薬品に「キャベジンコーワ」、「コルゲンコーワ」、「ウナコーワ」などがあります。その事業は医薬品だけでなく繊維関連等幅広い分野に展開しており一大企業グループを形成しています。

その興和の光学機器部門ですが1978年に一般向けカメラ事業からは撤退しましたが、現在でもバードウォッチングに用いるスポッティングスコープ等のレンズ関連製品の製造は続けており、医療機器分野の光学関連製品の製造も行っているそうです。

丁度、私がカメラに興味を持ち始めた50年近く前に、興和が一般向けのカメラの製造を中止してしまった事は大変残念な事でしたが、安っぽさが全くない玄人好みの雰囲気のカメラやレンズには今でも大変良いイメージがあります。

「KALLO 35」

(興和 株式会社 製造)