本機は交換レンズの会社というイメージのある株式会社シグマが製造したデジタルカメラです。その大きな特徴は搭載されている画像センサーにあります。搭載されているFoveonと名付けられた画像センサーは他の多くのデジタルカメラに採用されているベイヤー配列のカラーフィルターを用いる画像センサーとは異なり、画像センサーの各ドットが全てRGB(赤、緑、青)の光の3原色のデータを持っているため、原理としては偽色の発生がない等の特徴があります。
一般的にカメラを使う目的は必要な画像を得る事なので、撮影者は自分が使っているカメラがどのような理屈や原理でカラー画像を得ているのかを理解している必要は必ずしもないのですが、他のカメラとは大きく異なる構造の画像センサーでカラー画像を得ている本機を使いながら色の世界について「深く」考えてみる事をお勧めします。
「SIGUMA DP1s」
(株式会社 シグマ 製造)